医療材料の滅菌期限

医療材料はたいがい滅菌期限、言い換えると使用期限が定められています。最近はだいたい5年のものが多いでしょうか。この滅菌期限、なかなか厄介者なんです。

一般的なイメージで言うならば、食品の賞味期限に例えられるでしょうか。しかし医療材料の場合、食べ物のように期限が近いからといってホイホイ消費していくわけにはいかないんですね。

それは何故か?一番のポイントは、医療材料が使用する側の意図で使うわけにはいかないからではないでしょうか。使用する患者さんがいない限り、材料が使われることはありません。ですから、使わない場合は期限が切れるまで使用されないことになってしまうのです。

私の働いている病院は急性期病院、3次救急受入もしているので、いつ何時、どのような患者さんがやって来るかわかりません。そのため、色々な医療材料を常備しておく必要があります。当然ながら毎日使う材料というのも沢山ありますが、稀にしか使うコトのない材料でも、なくてはならない場合があります。年に一回使うか使わないかわからないものや、それこそ5年に一回あるかないかということさえ。

それでも、緊急時に必要になる可能性がある限り用意をしておくコトになります。物品のコトだけ考えると、そこにムダがあるということになりますが、その状況、背景をあわせて考えなければなりません。

そんなわけですから、期限の管理は大切。血管撮影室(カテ室)や手術室などでは、数百種類の品物を常時準備をしてます。それらの期限管理を如何に効率的に行えるかというのがポイント。

病院のIT化が進んでいるものの、材料管理についてはなかなかうまく行ってない話を良く聞きます。

病院の医療材料は多くのところで定数管理が行われています。よく使う品目は、常時置いておく量を決めておいて、不足したら補充する方式。これら定数管理をとっている製品は、まだ目が届くし、一定のサイクルで使用されるのが前提ですからいいものの、その管理を行っていない場合は、誰かがその役目をおわなくてはなりません。

その期限管理にもITはうってつけのハズ。そのハズ何ですが、なかなかそういったところに目がいってないというか、なんだか。

結局のところ、一定のサイクルで全ての材料の期限を目視で確認したりする原始的な方法で管理するか、全く事前のチェック無しで、使用する材料を準備する段階で確認するという方法が多くの施設で取られている方法のよう。前者では手がかかり過ぎるし、
後者ではリスクが高いし。

この辺りをサポートできると、グッと幅が広がると思うのですが。

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