医療材料費のコスト削減に思うコト

病院経営が厳しいと言われて久しい。病院の経営についてさほど詳しい訳ではないのだけれど、思うところを書いてみますかね。(以前のエントリーと重複あり)

私の仕事に関係のある医療材料業界は同種といわれている医薬品に比べて、ひと世代遅れてる感があります。かたや、資金力も豊富なメーカーが多いかたわら、医療材料メーカーではあまりそういうところはそれほど多くないとか。

そんな業界ではあっても医療費抑制の流れは汲まなくてはならなくて、2年に1度の保険改正の時には、すったもんだするものです。

医療材料には、保険適用のあるものと、ないものにわけられます。前者は病院が患者さんに医療材料を使用した時に、患者さんに対してその材料費を保険請求できるものです(なんかわかりずらいですね)。保険改正に併せて、材料価格も改正されていきます。保険改正の前年に、購入側・卸業者側に調査して、市場価格を調査して決められます。

一方の保険適用のないものは、患者さんに請求することはできません。一般的なガーゼや注射器、絆創膏などは、病院は使えば使うほど経費がかかるということに。病院としては当然、この経費節減も大切なコトです。

ここで、誤解のないように付け加えますが、「経費節減」とはいっても本来するべき患者サービスをしないとかいうコトではなく、そのサービスの為に使用していた物品をより安く買ったり、別のモノに切り替えるというコトでより効率を上げているのです。

さて、病院というところはホントに
様々なモノを扱っています。なんたって、人が生活してますからね。一個数円のモノから一台◯億ってモノまで。
これらのモノの価格を決めていくだけでも大変なものです。

そんなですから病院で一年間に買うものの種類といったら、大変なものです。ですから、病院ではその費用管理の為に当然のコトながら細かく分類わけをしたりして、分析を行っています。そのなかで、卸業者さんとイロイロ交渉を進めていくわけです。

コスト管理の中で、一般企業でも使われる手法に、ABC分析があります。購入費用に占める割合を分析して、割合の高い部分を重点的に管理する手法ですね。病院のような多種多量な物品を扱う所ではその分析が重要だとおもいます。限られた人数では、その交渉に割ける労力にも限界があるわけで、コスト削減にインパクトを与えるターゲットをいかに見つけ、交渉していくか、そしてそれをどの様に継続していくかというコトは、これから益々増加していく医療費のなかで重要な位置を占めていると思います。

とはいうものの、イロイロな話を聞くと、日々の業務でなかなかそこまで話が進んでいかなかったり、そういうコトができる人材の育成ができなかったりということをよく聞きます。

そこに眼を付けたのが、医療コンサルやSPD業者なのでしょう。彼らは、専門性を活かして他病院とのベンチマークや業界情報を提供して、本来病院が自前で行ってよい機能までも提供するようになっています。

しかし、私は思います。

これでいいのかな

いくら、専門性があるといっても、所詮別法人。守秘義務契約などの契約をしても、慈善事業ではないですからねえ。ウソはないとは思いますが、要注意して病院側が使わないと、返って高い買い物になるケースもあるようですし、得てして丸投げにしてしまうこともありますから気をつけなくてはいけないでしょうね。自分の家の家計簿見せるコトになりますから...。

と、ちょっと過激になってきてしまったので今回はこの辺にして、次回は分析にも必要になってくるマスタ管理辺りを書いてみましょうかね。

それではー。

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